「ゲームが好き」という気持ちから、「ゲームを作る仕事がしたい」と考える人は多いでしょう。
特に、ゲームの面白さの根幹を設計するゲームプランナーは、多くのゲーム好きが憧れる職業です。
しかし、専門学校や大学に行かずに、独学でゲームプランナーになることは可能なのでしょうか?
結論から言えば、独学でゲームプランナーになることは可能ですが、決して簡単な道ではありません。
本記事では、独学でゲームプランナーを目指すために必要なスキルと、具体的な勉強法を徹底解説します。
ゲームプランナーに絶対不可欠な「3つの心構え」
1.「遊ぶ」好きから「作る」好きへ
「ゲームが好き」という気持ちは、プランナーを目指す上での大前提です。
しかし、ここで一度立ち止まって「ゲームで“遊ぶ”ことが好きなのか、ゲームを“作ること”が好きなのか」を深掘りして考える必要があります。
なぜなら、ゲーム開発の現場は、企画書の作成、地道なデータ入力、仕様変更の嵐など、
決して華やかなことばかりではないからです。
ある現役クリエイターは、「ゲームが好きってだけの人は、やめた方が良いです。実際にゲーム業界で働いている人たちは、ゲームも好きだけど『作るのも大好き』な人たちなんです」と語っています。
「面白いゲームを作りたい!」「ユーザーを驚かせたい!」という、
“作ること”そのものへの強い情熱がなければ、困難な開発を乗り越えることは難しいでしょう 。
2.人を楽しませたいという気持ち
ゲームは、プレイヤーに楽しんでくれるためのものです 。
独りよがりな作品ではなく、「どうすればユーザーが喜んでくれるか?」を常に考えられる視点が重要です。
3.諦めない心
面白い企画がすぐに通るわけではありません 。
何度も企画をボツにされ、作り直しを命じられることも日常茶飯事です。
それでも諦めずに、面白いものを追求し続ける粘り強さが求められます 。
独学で習得すべき5つの必須スキル
1.企画力・発想力
面白いゲームのアイデアを思いつくだけでなく、それを「売れる企画」として具体化する能力です。
- ひらめき型: 日常や他の作品からヒントを得て、新しいアイデアを思いつくパターンです 。
- 調査型(マーケティング型): 今どんなゲームが流行っているのか、
逆にどんなゲームが市場にないのかを調査し、ヒットの可能性が高い企画を考える方法です 。 - お題型: 「食べ物」や「宇宙と動物」といったテーマ(お題)を設定し、
そこから発想を広げていく方法です 。
2.ドキュメント作成能力(企画書・仕様書)
プランナーの最も重要な仕事の一つが、企画書や仕様書といったドキュメントの作成です。
これらの資料がなければ、デザイナーやプログラマーは何を作ればいいのか分からず、開発は始まりません 。
- 企画書: ゲームの概要や魅力、ターゲット、事業計画などをまとめ、
開発の許可や予算を得るための書類です 。 - 仕様書: ゲームのシステムやルール、データ構造などを詳細に記した「設計図」です 。
3.プレゼンテーション能力
練り上げた企画も、その魅力が経営陣や出資者に伝わらなければ意味がありません。
相手が「これは素晴らしい!ぜひ予算を出そう!」と思ってくれるように、
熱意をもって企画の面白さや将来性を伝える能力が不可欠です 。
4.コミュニケーション能力
ゲーム開発はチームで行います。
プランナーは、ディレクターやプロデューサー、デザイナー、プログラマーなど、様々な職種のスタッフと連携しなければなりません。
相手の意見を正しく理解し、自分の意図を的確に伝えるコミュニケーション能力は必須です。
5.幅広い知識と探求心
「ゲームだけが好き」というのは、プランナーの弱点になり得ます。
歴史、神話、スポーツ、科学、映画、音楽など、様々なジャンルに興味を持つことで
発想の「引き出し」が増え、企画の幅が大きく広がります 。
独学を成功させるための具体的な勉強法4選
1.ゲームを「分析」しながら遊び込む
ただ楽しむだけでなく、「なぜこのゲームは面白いのか?」「このシステムの意図は何か?」を常に考えながらプレイしましょう 。
ヒットしたゲームを分析し、その面白さの構造を自分なりに言語化する訓練は、
企画力を養う上で非常に有効です 。
2.企画書・仕様書を徹底的に書きまくる
最も効果的な勉強法は、とにかく手を動かすことです。
イチ企業のプロデューサーに提案するシチュエーションで
架空のゲームの企画書や仕様書を何本も作成してみましょう。
それらは、就職活動であなたのスキルを証明する強力なポートフォリオになります。
3.実際にゲームを1本作ってみる
壮大なものである必要はありません。
まずは1本のゲームを完成させる経験が、大きな自信と学びにつながります。
プログラミング知識がなくてもゲームを作る方法あります。
近年では生成AIを使用して、簡単にゲームを作ることができます。
アイディアさえあれば誰でもゲームは作れます。
4.関連スキルを習得する
プランナーにプログラミングやデザインの専門スキルは必須ではありませんが、
基礎知識があることで、エンジニアやデザイナーとのコミュニケーションが円滑になります。
- Excel(VBA):ゲームのパラメータ設計など、プランナーはExcelを多用します。
操作を自動化できるVBAを習得しておくと、業務効率が格段に上がります。 - プログラミング言語: C++やC#などの言語に触れておくと、
エンジニアが何をしているのかを理解しやすくなります 。
まとめ:情熱と「作る」行動こそが道を開く
独学でゲームプランナーになる道は、決して平坦ではありません。
しかし、強い情熱を持ち、インプット(分析)とアウトプット(制作)を繰り返し、具体的な「作品」として自分のスキルを証明できれば、道は必ず開けます。
ゲーム業界は、常に熱意あるプランナーを求めています。

